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田舎暮らし

300年変わらぬ町で

― 福岡県 うきは市 吉井町 ―
吉井の町並み うきは市吉井町は
福岡から車で1時間


素晴らしい田舎
があります
和風のステンドグラスが心を癒す
 

「和風のステンドグラス」を中心に、吉井町で作家活動をしている『青花ステンドグラス立丁尾花』の尾花光昭さんに、ステンドグラスの魅力についてお話を伺いました。

尾花さんは、吉井で生まれ中学校まで
過したあと久留米・長崎の学校を卒業の後、福岡に出ました。
福岡で店をしながら、油絵を描いたり写真を撮ったり、もの作りに励んだりと仲間と楽しい時期を過ごしていました。 西洋の古い油絵を模写している時の資料に、必ず出てくるものがありました。
それが「ステンドグラス」だったのです。


尾花さん談

 インパクトがありました。それで自分もステンドグラスをやってみようと始めたんです。 色々とやっているうちに、どうしても一度本場のステンドグラスを見たくなって、スペインの学校に行くことにしたんです。 スペインでは本物のステンドグラスを学ぶことが出来ました。

スペインから帰ってきて、学んだステンドグラスを作る楽しい日々が続いていました。 しかし作りながら、日本とスペインは文化も違うし雰囲気も違う、日本の文化には「和」が合うと感じはじめました。 ステンドに和のデザインを取り入れて作り始めたのです。
考えた通り、日本の家屋には和のデザインが合うように思います。今は「和」を中心に制作しています。
私には、「和」が性分的にも合うのだと思います。

日本には美しい四季が有り、その時期に合わせた作品作りには苦労しません。
春、三月には、お雛様、梅、桜、五月六月にはメダカや金魚、アジサイなどとモチーフを見つけるのも楽しい作業です。

自分で花を買ってきて、愛でながら作品をイメージしていると、自然に作品が出来てきます。
現在は、ステンドグラスのほか、小物やパネルも制作しています。

作品を見られた方に『初めて見ました』『雰囲気が最高に素敵』と言われたりすると、こちらの方が嬉しくなります。 その時が最高に幸せですね。


吉井の町についてお聞きしました

尾花さん談

吉井の町は私の子どもの頃、人も多くて活気がありました。 高校からよその町に出て、福岡で生活している時に、ここに帰ってくるとちょっと違う雰囲気がありました。
歳を重ねていくうちに、よけいに吉井の良さを感じるように成ってきました。
古い町並み、それも白壁造りの大きな家がたくさん在って、他の町にはない落ち着けるイメージです。
吉井は、お米はとれるし野菜もある、ほとんど年中果物が実ります。
古くは古墳もたくさん見られるので、歴史のある場所だったと思います。
江戸時代には、豊後街道の宿場町として栄え、農作物や人が集まるように成り、商人・地主は莫大な財を蓄え、町が立派になっていったんですね。
金融も栄え白壁の家が増えて、文化人も多かったみたいです。 文化を大切にしている町が今も続いているんですね。
最近も、他の所から移ってきて、ギャラリィーを始めた人がいます。 年に何人かそんな人がいます。
古いものや文化を大切にする人が住んでいる、そんな人がやってくる、吉井はそんな街なんでしょうね。


こんな話をしてくれた尾花さん。
裏の庭には手作りの茶室がありました。


当たり前が素晴らしい

明治三十二年創業の醤油屋さん、梅廼家醸造場 の佐藤 誠一さんにもお話を伺いました。

「ここの醤油は昔ながらの作り方で、別に特徴がない醤油ですよ。 ただ、煮物用とか、お刺身用、漬物や冷奴など用に分けて、何種類か作っています。」と話してくれました。
しかし、吉井で一番使われている醤油屋さんの醤油も現在では、遠く北海道や東北をはじめ、全国から注文が来ているそうです。
私たち、田舎三昧の撮影取材中も何度か注文が入っていました。
「この町は、鐘や太鼓で人を集めるようなことはしていません。普通にみんなが白壁の町で暮らしているだけです。確かに、このような町は全国的にも珍しいと思います。こんな田舎にこんな立派な家並があるとは、知りませんでしたと、来る人に言われます。 この前も、リタイヤされたようなご夫婦が写生に来られて、この前で座って絵を描かれていましたよ。」

日本人が、昔から暮していた普通の暮らし方が、
この町には当たり前のようにあるのです。


田舎暮らしとギャラリーには最高の場所

うきは市吉井町は、福岡から高速を使うとジャスト1時間。 福岡県の南東、大分県日田市との県境に位置します。 
町の南部には、耳納連山が美しく横たわります。
北部には、『筑紫次郎』の呼び名で名高い『筑後川』が流れています。
取材に行った時も、流れに竿を出す人が何人も見られました。
筑後地方と呼ばれるこのあたりには、『日本の原風景』と呼ぶに相応しい風景や暮らしが、あちこちに残っています。
一度じっくり見て歩くと、知ってる人には再発見が、知らなかった人には驚きと懐かしさを感じられると思います。

遠くの人は勿論、福岡などの近くの人も、「筑後川温泉」にでも泊ってゆっくり「筑後路」を楽しんで下さい。



                
尾花光昭さん和風ステンドランプステンド小物箸置き・ペンダント金魚のランプ白壁の町並みお茶室佐藤誠一さん梅廼家醸造場の醤油つづらの棚田特産のフルーツ筑後川

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